研究所日誌

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2005年 03月 06日

解釈

出てきたモノの意味を解釈する以前にその状態をよく観察し、なぜそのような状態になったのか判断理解することは埋蔵文化財調査の基本です。それをせずに、安易に周辺なり、同一遺構からの出土遺物を結びつけて理解している報告書が多すぎます。上記の基本ができないうちは、考古学研究ではなく、単なる土掘り、遺物あさり。
(と書きながら、1、2回生の頃は、同じような事をしていました、私も。このやり方について、その当時お世話になっていた技師さんからご批判をいただきました。それで反省・・・。怖かったですよ。「そんな考え方するんなら、考古学なんかやめちまえ~!」殴られるかと思いました。)

ご紹介いただいた報告書の様に、しっかり観察分析されてはじめて考古学になると思います。


現状、埋蔵文化財発掘調査で祭祀遺構とされるものの大部分は、祭りに使った道具なりを廃棄したモノと考えています。丁寧に納めている状況が全く観察できないモノがほとんどで、散乱している状態が主ですから。私は、これを祭り遺構とは見ていません。モノがあっても、行為、行為を行った場が推定できないモノは祭り遺構の範疇にいれておりません。

考古学のモノの理解や調査方法の大部分は他分野からの借り物です。よって、他分野の事を知ることは当たり前の話と考えます。
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by amuro1900 | 2005-03-06 11:09 | 日記


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