2005年 03月 06日

勝手に講師ランキング発表!

我がセクションで、私が総括責任者になってからお願いした講演会講師ランキング!

1位
草野顕之氏(大谷大学教授 真宗史)
「東本願寺と願泉寺の関係について」

貝塚市にある願泉寺は戦前まで東西本願寺兼帯(メインは西ですが)でした。その頃までは、住職卜半氏が入る部屋が東本願寺にあり、御影堂等で何か行事があった時は、一家衆(東本願寺門主と血縁関係にある方々)寺院の方々と同じ席であり、一家衆でも無いのに非常に高い格式を得ていました。

にもかかわらず、東本願寺に残る資料には数ヶ所記載があるのみで、東本願寺と願泉寺をつなぐ資料が全く発見できなかったことが明らかになりました。そこから、江戸期の状況をいろいろ推定され、西本願寺との関係、東叡山寛永寺との関係から、事実としては高い格式を与えながら、両寺院の手前、記録に残せなかったのではと結論されました。

1時間という講演時間でお願いしたのですが、非常に分かり易くお話いただき、講演後、展示中の東本願寺門主の絵像を1点ずつ解説していただき、非常に有意義なモノとなりました。
(講演をお願いした日に、東本願寺現門主がお参りに来られていました。門主絵像なので、展示見学でなく、お参りだそうです。) 

2位
岡村喜史氏(龍谷大学講師 真宗史 中世経済史(元々の専門はこちらだそうです。))
「六字名号について」
「市内の真宗絵像について」

市指定文化財にするための資料評価や市内真宗絵像の調査をお願いするなど、お世話になりっぱなしです。地元にある絵像と西本願寺にある絵像、名号とを的確に比較検討され、非常に分かり易く、明快な結論をお話しいただきました。

これまで、8世蓮如の筆になるものか、9世実如の筆になるものか分からなかった名号について、従前言われていたものより、さらにつっこんだ結論を出されました。また、東西本願寺門主絵像が非常に早い時期に下附されていることをつきとめ、願泉寺が東西本願寺から重要視されていることを明らかにされました。
東西本願寺門主の絵像がすべてそろっているのは願泉寺だけであり、それだけでも貴重ですが、門主死後、一ヶ月で絵像を下附されているものもあり、場合によっては一家衆寺院よりも重要視されていた可能性を出されました。
また、東本願寺13世を次ぐことなく早世した観如上人絵像があることは非常に貴重であることも明らかになりました。(現在3幅しか発見されていません。)

ちなみに、各真宗寺院には、その寺院に関係の深かった門主絵像があり、御遠忌法要をするために本山から下附されます。しかし、すべてが揃っていることはほとんどありません。下附と言っても実際には購入ですのでそこそこお金が必要ですから。

絵像の詳細はこちら

以上、東西の真宗ばかりになってしまいましたが、勝手にランキング・・・。



講演をお願いして分かったことは、その道の専門家であっても、泉州はほとんど注目されていないこと、非常に資料が少なく、組み立てがなかなかしんどいことです。

(2ヶ月前に講演を依頼するこちらが一番悪いのですが・・・・準備期間が短すぎ・・・m(_ _)mペコ)

やっと歴史系らしい内容になりました(*^_^*)  あ!でも、考古学でない・・・(..ゞ アセ
[PR]

by amuro1900 | 2005-03-06 23:25 | 日記


<< 3月・・・。      井戸のお祭り・・・。 >>