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研究所日誌

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2004年 05月 04日

研究所日誌

このタイトルですが、ある方がされていた事に由来してます。
でも、ミツギさんのように行きません。文章下手だし・・・。

さて、私は森本六爾を尊敬しています。崇拝していると言ってもいいかもしれません。
盲目的に崇拝しているわけではなく、だめな部分はちゃんと理解した上でのことです。
(理解したつもり?)

昔の文化を解明したい。昔の人の心を理解したいと常に考えています。
だから土器編年はしませんし、型式論もやりません。常に人間の心を重視したいと考えています。


学生時代はいろいろやりました。古墳時代の鏡、石製模造品、弥生時代のイノシシ下顎骨穿孔、
卜骨、銅鐸、銅鐸絵画、土器絵画・・・。
「祭祀」と呼ばれている遺物から、心を知りたいと考えたわけです。
でも、これらをいくらひっくり返しても何もわからない。「祭祀」と呼ばれる行為自身がわからないのです。

そこで考えました。動物なり、人間なりで一番重要なものはなにか?
それは「食べる」ことだと・・・。で!動物考古学をやり始めました。

当時の人がどのようなものをどうやって食べていたか。
どう考えて、どうそれらを確保したのか。この部分が理解できれば、
当時の人間が理解できかなと思い。

水稲農耕については、かなりシステマチックな形で大陸からもたらされた状況がうかがえますので、
当時の人間の気持ちが入る余地は少ないと。
で、違う分野に目を向けた次第です。
唐古・鍵遺跡でアルバイトをしていまして、弥生時代=農耕社会という前提で説かれる割には、獣骨の出土が非常に多い。これはなんか変だぞてな感じで・・・。

ですので、右下にも書いてありますが、食物史から当時の人間の心を知りたいと・・・。

なんだかやっぱり支離滅裂だ・・・。

by amuro1900 | 2004-05-04 23:50 | 日記


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