2005年 12月 08日

土器並べ 展示内容 こと足れり?

展示で土器をどう見せるか?これが常に問題になります。

完存している土器はほとんど出土しません。でも復元すれば形は分かります。それを展示して形を分かってもらう。ただ、これだとそれでおしまいの様な気がします。なにも想像しない・・・。で、完全な形で出土するのが遺物のあり方と思われてしまうようです。

博物館を何ヶ所もみて、貴重な完全品や復元品を見慣れてしまうと、それが普通になって、土器片だけを展示すると、「なんだつまらないものしか出ていないのか・・・」と思われているようです。

これが問題です。

発掘調査の土器の一般的な出土の仕方は破片状態ですよね。これを周知させるのに、今の展示の仕方に問題があると思います。だから、私の職場では土器片は復元展示をしません。出土する土器のそのままを見てもらう。そこから形などを想像してもらう、形を想像し出すと使い方まで考えてもらえるような気がします。見たまま理解だと、何も考えてもらえないような?

でも、これも問題があります。破片で如何に形を想像してもらうか?その技術が必要となります。これは人によって様々・・・。見方が様々であるように・・・。

だから、私たちの所で土器を展示する場合は、考えぬいた上でやらないと成立しません。そんなに簡単にいきません。

だから、表題のように書いた訳です・・・。単純に土器を置くだけでは展示は成立しないと・・・。

アナログであったご批判に対する答え。
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by amuro1900 | 2005-12-08 23:00 | 日記


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