研究所日誌

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2006年 01月 22日

歴史のこと・・・。

歴史研究(?)ですが、分野によっていろいろだな~と今日考えていました。

文献史学の方は、近世、中世、古代と興味がある時代で知識なりがハッキリ別れますよね。近世の方に中世の事を聞いても、「ちょっと分からない・・・。」と言われたりして。古代もそうです。ただ、古代と中世の人たちは、業務で近世文書を調査しなければならないので、一定、ご自身の知識、経験としていろいろ教えてくれます。あ!それと、各時代の専門家をご存じなので、その事なら、○○先生が詳しいので紹介しますよ!と言ってくれます。近世の方はこのパターンが一番多いです。(近世の方を叩いている訳ではありません。皆さん親切です・・・(^^)

一番ビックリするのは、近代の方。それ以前の歴史を全く無視してと言うか、近代からいきなり歴史が始まったみたいな感じで話し出すので・・・。逆に、「その時代はそうなんですか~!」と私の話に質問大会・・・。(これって、私の知っている近代史の専門家だけの問題でしょうか?)

さて、最近、近代化遺産や登録文化財の関係で、建築の話が身近で蔓延中?(^^

で、いろいろ聞いていると、建築史の方はもっと特化しているみたいです。各専門分野がハッキリ別れていて、その分野以外は、「よく分からない!」と言われます。中世、近世と現存する建造物が少ないので、もっとまんべんなく調べられているかと思いましたが、そうでも無い。ま、材の組み方や地域の違い、寺院では宗派の違いで様々なので、残っている数は少なくても、まんべんなくは行かないのかな?と理解しています。それと、工業史的な観点でモノを見ることもあまり無いようです。その材を作った道具の歴史とか・・・。あくまでも建物そのもの・・・。某大工道具館がちょっと変わっている?(^^

さて、こちらで一番ビックリしたのは・・・、この方々、近代以降になるといきなり失速するというか、発言をひかえますね。ハッキリ言って全く意見をいただけなることが多いです。一応、知識としてはお持ちのようですので、口頭ではアドバイス頂けます。ただ、正式にコメントをとお願いすると、辞退されます。一番実物が残っていて、各地の市史なんかにたずさわっている方々はコメントできるはずだと思っていましたが・・・。

この場合、文献史学とは逆に近代建築史をされている方が頼りになります。近代の事はハッキリご教示頂けますし、工業史的な部分もきっちり押さえておられる。また、業務でそれ以前の建物を扱うことも多いので、これもきちっとアドバイスがいただける。ただ、「コメントとして使っていただいても結構ですが、専門では無いのでその点を注意して下さい。専門の先生はこの方なので・・・。」とのアドバイスがいただけます。これって、急いでいるときなんかはとても助かります。

各分野で違うものだな~と考えていました。守備範囲のスパンが短い?


この考え方を持つのも、考古学が特殊なのかも知れませんが・・・。「私、弥生が専門なので、それ以外の時代は掘れない!」なんて言えないですよね・・・。一応、自分のフィールドの部分に存在する各時代については知識がないと・・・。考古学が異常だと考えれば、落ち着く話?
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by amuro1900 | 2006-01-22 22:46 | 日記


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