2006年 02月 18日

考古至上主義

とある所の研究会での感想をいただきました。

文献史学である程度研究が進んでいる分野で、考古学を用いて研究するとその内容の甘さが非常に目立ちます。なんせ、製作、職人集団、材の流通、日数・人区数、賃金単価、総経費など、それにかかわる全てのことが分かりますので、文献では。

で、考古学で行くと、構造、材、製作の技法しか分からない。この情報で、いくら結論を振り回しても、文献史学者を納得させることはできない・・・。

近世をやり始めてまず感じたことは、違和感・・・。これまでのモノだけから考える方法は、ちょっと、あれ?なんだ?通じないぞ・・・!おかしい!変だぞ!と・・・。

和泉音羽焼をやってみて、ハッキリしました。というか愕然としました・・・。

確かに古い時代は、モノしか残りません。よって、その時代の資料は100%考古学資料だけ。ただし、当時の情報の内、その考古学資料が占める割合は1%以下だと思います。上手くいって数%・・・。

慎重にやらないと危ないですよ・・・至上主義は通用しません・・・。
(1を聞いて10を知る天才考古学者がいれば、話は別ですが・・・。)

近世のことをやり始めて10年以上たちますが、まだ、模索しています・・・(泣)
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by amuro1900 | 2006-02-18 09:31 | 日記


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