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研究所日誌

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2006年 03月 01日

辞令

本家サイトを始めた頃は、いろんな文化財を担当してましたが、ん~!60%以上は埋文かな?でも調整するのが一番の仕事でした。ですので、最初は埋蔵文化財行政と考古学をメインテーマに考えてサイトを開始。しかし!その年の4月から「長」が付く立場になってしまい・・・方向性が・・・行政一辺倒?

このblogもテストのつもりで書いていましたが、行政ネタなりが受けるので、そればっかり?

で、本日(日付は変わっていますが・・・)の締めくくりは、全くの吏員(りいん)ネタ(吏員とは市役所の職員の正式名称です。国は「官」。調査官とか技官とか事務官とか。)。私たちの場合です。違うところもあると思います。

採用されて、4/1に辞令をもらいます。「事務吏員を命ず。月額報酬○○○○を給す。」。で、下の行だったかな?「教育委員会に出向を命ず。」とあります。いろいろあった後、今度は教育委員会に行きます。そこで、「教育委員会事務吏員を命ず。月額報酬○○○○を給す。」という辞令をもらいます。その後、配属された課に移動して、挨拶回り。次の日から新人研修5日間が始まります。配属の名称はどこにもなかったかな?
(この辺の文言はちゃんと覚えていません。職場に置いてあるので・・・。)

私たちの所では、社会教育関係の内規があって、社会教育主事、図書館司書、文化財関係は学芸員など、専門職は別の辞令をもらいます。準備その他で時間がかかりますので、5月になってから、「学芸員を補する。」と1行書いただけの辞令をもらいました。
そうそう、4月の段階で、図録などの実費販売をするために「分任出納員を命ず。」との辞令ももらっています。(お金を扱える人って事です。ちなみに「出納員」は課長です。)

ちなみに、専門職辞令は最初からもらえる訳ではなく、実務経験3年以上です。これも内規で定めています。と、辞令の枚数が増えるからって給料は増えませんよ・・・もらう紙が多いだけ(泣)

*あ!うちの場合、文化財は「学芸員資格」取得者(見込み)が採用条件になっています。

よって、組織的、辞令的には、私たちは単なる事務屋さん=事務吏員なんです・・・。よって、異動でもなんでもあり、他の職員となんら変わりません。事務屋さん(^^

で、「長」が付く立場になって驚いたのが、辞令をもらった時。「社会教育課文化財係長を命ず。月額報酬○○○○を給す。」。そうです、課の係にしばり付けられるんです。長が付く職は全て同じ。よって、文化財でいくと、このとき初めて文化財担当として組織に位置付けられることになります。平職の時は課配属で、学芸員辞令をもらっていても、課長の裁量で別の係に変えられることもある、ホントに単なる事務員さんだと・・・。

専門職だ学芸員だと言っても、小さな自治体ではこんな状態です。採用されたからって、文化財専門でいられるという保証はどこにも存在していません。条例、規則、内規的には・・・。

単なる事務員さん、組織からすると・・・。
(とあるサイトを見ていて、博物館学芸員=先生的な人が多いとの意見があったので書いてみました。誤解している人が多い?業界人でも・・・。何とかちゃんねるに意見をカキコする人たちの方が世間を知っている?)

by amuro1900 | 2006-03-01 00:06 | 日記


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