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研究所日誌

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2006年 03月 07日

一番苦労した図面

学生時代、作図したもので一番苦労したものは・・・これ!
6様式編年の2様式、弥生時代前期末の土器です。沈線多条のもので、櫛書直線文の直前・・・。
(私はこの段階で中期だと思っています・・・。)
一番苦労した図面_a0009707_1543447.jpg


図面だけみると簡単そうに見えますが、これは、5センチ代の土器4点をつないで書いた物です。つないでと言っても、ほとんど接点がなく、ばらばらの状態から復元して書いています。

よって、直径、位置を決定して外形を図面化するのに・・・ほぼ一日。沈線やハケ目は1時間ほどで、ちゃっちゃと・・・。いつもとは逆のパターン。
(普通は外形は1時間もかからずにちゃっちゃといって、土器を作るときの製作技法や文様を書くのに時間がかかります。)

ビクビクしながら、図面のチェック受けましたが、1発OK!時間がかかったのも、何も言われず・・・。ほっとしました・・・。

とにかく、学生時代は変な土器ばっかり実測させられて、(泣)でした・・・。
(久しぶりに、純粋考古ネタ・・・(^^)

by amuro1900 | 2006-03-07 15:48 | 日記


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