研究所日誌

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2006年 05月 04日

モノだけでは理解できないことがいっぱい・・・。

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米海軍のF-14シリーズ(14、14A、14Sなど。現役引退?(泣))には上記写真の様に長距離使用フェニックスミサイルが最大6つ搭載できます。

空母カタパルトからの発進では6つ搭載したままで行えますが、未使用の場合、着艦フック、ワイヤー他の関係で2つを投棄して4つの状態にしないと着艦できません。

また、レーダー追尾で長距離攻撃を行うミサイルですが、レーダー確認だけでは見方機を攻撃する可能性が高いので、機影なりを目視した上で発射が義務付けられています。

この様なことは運用段階で決定したことであり、製造目的、設計、製造の段階では充分な認識になっていませんでした。

よって、使用マニュアルがない状態で、F-14が掘り出された場合、モノだけで見たら運用上のことは分からない。この状態で戦時行動なりを復元すると、たちまち間違った方向に行きませんか?

この時代なら全ての記録が残っているので大丈夫!との意見があると思います。しかし、米軍が500年後に存在する保証はどこにもありません。身近な例でいうと、たかだか100年前の明治時代前半の資料がほとんど残っていません、ほんの一部です。モノ自体も、当時のもの全てが残る可能性はほとんどない。

全てが断片資料です。全てを総合してもまだまだ充分でない。一つの視点だけでみたらトンデモないところに行くことは・・・当たり前?

中世から近世で例を出さずとも、現在のモノのあり方を見るだけで充分だと思います。

このことは以前、このblogにも書きましたし、私の家を例にして「家族構成なりが復元できるか?」てな感じで「うだ話」に書いております。

この限界を知った上での研究・分析を行わないといけない・・・。どう組み立てるかは資料の質によります。例として極端ですが、ちょっとカキコ。
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by amuro1900 | 2006-05-04 11:04 | 日記


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